東日本大震災について

このたびの東北関東大震災で犠牲になられた方々に深く追悼の意を表します。また、被災された方々にお見舞い申し上げ、現地の一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。
今回の震災では、日本シーリング材工業会会員会社でも設備の損傷や原材料の入手等の問題が発生し、需要家各位に一部支障をきたしご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。会員各社とも早期の復旧を目指していますのでご理解の程宜しくお願い致します。
なお、混乱をきたしている現状において、損傷建物の緊急シール工事に際しては以下の注意及び対応をお願い致します。

 

〔被災地におけるシール工事に対する注意事項〕

1. 材料選定
 適用シーリング材については表1の適材適所表により材料選定を行って下さい。材料供給面に支障があることが予想されますが、極力○印が記されている材料を選定して下さい。
 (日本建築学会JASS 8(防水工事)、日本シーリング材工業会「建築用シーリング材ハンドブック」を参照して下さい)

表1 適材適所表(構法・部位・構成材とシーリング材の適切な組合せ)
(*1)JASS 21(ALC工事)で挿入筋構法・カバープレート構法は現在採用されていないが、補修・改修で適用。
(*2)50%引張応力0.2N/mm2以下の材料。
(*3)塗装性の事前確認が必要。
(*4)SSG構法用の構造シーラントは対象外。SSG構法に適用するシーリング材はJASS 17(ガラス工事)に従う。
(*5)50%引張応力の区分:低モジュラス<0.2N/mm2≦中モジュラス<0.4N/mm2≦高モジュラス。
(*6)接着性等の事前検討が必要。
(*7)シリコーン系に比べ耐用年数が短い。
(*8)汚染性に注意。
(*9)経時で柔軟性が低下するものもあるので事前検討が必要。スライド構法の横目地、カバープレート構法の横目地、窓枠回り目地には適用できない。
(*10)耐候性の事前確認が必要。
(*11)サイディング用の応力緩和形。
(*12)サイディング用。
(*13)シーリング材受けを用途とした材料。
(*14)高モジュラス品。
(*15)薄層部が残らないように注意する。
(*16)防かびタイプを使用。
(*17)脱アルコール形。
 

2. 打継ぎ接着性
 補修のためシーリング材を使用する際は、既設シーリング材への打継ぎ接着となるケースが多くなると考えられます。既設シーリング材と補修シーリング材の打継ぎの可否については、表2のシーリング材の打継ぎ接着性の目安を参考にして下さい。施工する際には、必ず指定プライマーのご使用をお願いします。
 時間的に余裕がある場合は事前確認を行い、また、使用シーリング材メーカーの技術資料を確認して頂ければ、より確実な打継ぎ接着が確保できます。
 なお、既設シーリング材の種類判定には表3の既存シーリング材の種類判定方法の目安を参考にして下さい。

 

表2 シーリング材の打継ぎ接着性の目安
 
表3 既存シーリング材の種類判定方法の目安
 
被災地の建造物は損傷等の影響がありますので、
シール工事においては通常以上の安全作業に心掛けて下さい。
詳細あるいは疑問点につきましては各メーカーにお問合せ下さい。
 
今後、必要事項をホームページでお知らせ致しますので、ご活用下さい。
 
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